伊那朗読の会が集い 平和の願いを語る
伊那市の朗読愛好者でつくる伊那公民館サークル「伊那朗読の会」(小林豊子会長)は22日夜、市内の飲食店・シャルマンで「平和を願う朗読の集い」と題した朗読会を開いた=写真。伊那市、箕輪町などから約30人の観客が集まり、「戦争と平和」をテーマとした朗読に耳を傾けた。
観客と共に戦争について考え、見直すことを目的とした年一回、5回目の集い。葉祥明の「アンネのバラ」、はまみつをの「白いマフラー」など、戦争に関する詩集や絵本などを会員10人が気持ちを込めて朗読した。
観客は考え深げに目を閉じ、語り部の話に集中した。「戦争のことについて考え、平和を祈りたい」などと感想を述べ、戦争を振り返りながら、お互いが平和について、話し合う姿も見られた。
伊那朗読の会は伊那公民館で、毎月第3木曜日の午後7時30分から例会を開く。入会などに関する問い合わせは、事務局コマ書店内(TEL78・4030)へ。