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村井仁候補駒ケ根で街頭演説

村井仁候補駒ケ根で街頭演説

 県知事選に立候補している無所属の村井仁候補(69)は25日、告示後初めて駒ケ根市を訪れ、集まった約130人の市民らを前に街頭演説を行った。村井候補は「田中県政をさらに4年続けさせることは絶対に許してはならない。投票日まで残された期間は短いが、口が上手なあの人に負けないよう頑張っていきたい。ぜひ皆さんの力を貸してください」などと支持を訴えた。
 演説会場は駒ケ根駅前の広小路と銀座商店街の交差点付近。予定より約10分遅れて到着した村井候補は早速、集まっていた市民ら一人一人と握手=写真。親しみやすさをアピールした。マイクを手にした村井候補は「田中知事は言っていることをちっとも実現しない。抽象的な聞こえの良いことは言うが、大切な安全・安心対策は進んでいない」「確かに借金は減らしたが大事な仕事をしない。その結果経済は沈滞したままだ。知事の施策に誤りがあったと言わざるを得ない」などと激しい調子で現職を非難。その上で「私は経済・財政のプロとしての自負を持っている」「私が知事になったら、必ずや県に眠っている資産を生かし、多少借金は増えても有効に使う施策を講じる」などとして田中知事との考えの違いを鮮明に打ち出した。聴衆からは時折「いいぞ」「頑張れ」などの声が飛んでいた。
 応援演説に立った中原正純駒ケ根市長は「田中県政にノーと言わなければならない。何としても村井さんを知事に送り出したい。市長としてお願いする」などと呼び掛けた。
 演説会は約30分間行われた。会場には宮下一郎衆議院議員のほか、佐々木祥二元県議会議員、保守系の市議会議員数人などが顔を見せ、演説にじっと耳を傾けていた。

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