第57回上伊那教育会夏期講習会
西田幾多郎の哲学に学ぶ
上伊那教育会は5日、伊那市生涯学習センターで第57回上伊那教育会夏期講習会を開いた。
若い教師数人が集まり、教育や生き方の根源を、日本を代表する哲学者、西田幾多郎の思想に学ぶことを目的に、飯島町で始めた学習会で、今年は60人余が集まった。上伊那の小中学校に勤める教職員のほか、一般参加者もいた。
今年は西田哲学を研究している京都工芸繊維大学の秋富克哉助教授の講演もあった。秋富さんは、life、人生や生命のための哲学を説いた西田の思想から、宗教と科学という相対する事柄を説明。
参加者の一人は「人生のための哲学があることを知った。哲学とまでは言わなくても、自分なりの信念を持っていきたい」と話していた。