松倉、西高遠の避難勧告を解除
伊那市は26日、安全が確認されたため、高遠町藤沢の松倉地区(40世帯117人)、西高遠(2世帯4人)に出していた避難勧告を解除した。
県は25日までに、崩落の危険がある松倉川上流1カ所へ土石流感知センサーを設置。避難を促すためのサイレンの音が小さかったため、26日にモーター付きのサイレンを取り付けた。
25日夜、地元住民を対象に、県や市の関係者らが現場の状況、サイレンが流れた場合の避難方法などを説明した。
また、西高遠は、事業所東南斜面の土砂が崩落したが、事業所に影響はなく、26日午前中までに、斜面18立方メートルにモルタルを吹き付け、安全対策をとった。
災害対策本部は、被災の後片付け、梅雨前線の影響による被害額の集計などが残っているため、引き続いて設置している。