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北小河内地区住民に今後の災害対応を説明

北小河内地区住民に今後の災害対応を説明

 箕輪町、伊那建設事務所、町社会福祉協議会は26日夜、梅雨前線豪雨により土石流被害のあった北小河内地区で住民説明会を開いた。住民約50人が、今後の復旧工事の対応やボランティアセンターなどについて北小河内公民館で説明を聞いた。
 26日正午、町は中村地区と久保南部竹の腰地区周辺の避難勧告を解除。理由として▽天候の回復▽防災ヘリコプターで新たな崩落や上流に水たまりなどがないことを確認▽土石流センサーを設置▽仮えん堤設置工事の決定-を示した。
 避難所は、北小河内公民館を避難所として残すが、体制は縮小すること、寝具は用意しておくので自主避難はできるが食事の用意はないことも説明した。
 土石流センサーは2カ所に3個設置し、25日から監視している。土石流の発生を感知すると地区内3基のサイレンが鳴る。
 今後、土石流が発生した場合の避難基準は、上古田の雨量観測所で、降り始めからの総雨量が40ミリに達したとき、または1時間に10ミリの降雨があったとき。土石流センサーが感知した場合も含め、速やかな避難を呼びかけると同時に、「危険があると感じたときは事前に逃げてほしい」と話した。
 仮えん堤は伊那建設事務所が、竹の腰公園の図書館から40縲・0メートル上流に設置する。計画では幅20メートル、高さ4メートル弱。1トンの土のうを4段積む。7月中の完成を目指す。
 ボランティアセンターは、登録ボランティアによる手伝いが始まるため、屋内の片付けなど細かな作業の要望受付を説明。「遠慮せずに要望を出してほしい」と話した。

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