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ふるさと歴史探訪「地方自治の先達に学ぶ-北原名田造市長のこと」

赤穂公民館

ふるさと歴史探訪「地方自治の先達に学ぶ-北原名田造市長のこと」

 駒ケ根市の赤穂公民館は6日、ふるさと歴史探訪「地方自治の先達に学ぶ-北原名田造市長のこと」と題した講演会を同館で開いた。7月の講演会「福澤泰江村長のこと」に続く2回目の開催。約20人が参加し、駒ケ根の基礎を築いた大先輩についての話を聞いた。
 講師は北原元市長の下で仕事をしていた元市役所職員の中村源三さん。中村さんは「北原さんは気骨の人だった。ずば抜けた発想と実行力を持ち、博学で高い教養もあった上、政治家の枠を越えた思想家であり、哲人でもあった」と評価し「社会党員であったため、アカなどといわれることもあったが、幼いころからの意志の強さにより、信念を変えることはなかった」とその人柄を振り返った。
 北原元市長は1894(明治27)年、赤穂村で生まれ、東京帝国大を卒業後、県議会議員を経て1956年、駒ケ根市長に初当選。以後3期12年にわたって市長を務め、産業などの発展に尽くした。

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