ワークショップ経営セミナー
企業の体質強化を実践的に
県経営者協会上伊那支部情報委員会など5団体は28日、伊那市西箕輪の伊那技術形成センターで経営改善研究会「第1回ワークショップ経営セミナー」を開いた。上・下伊那の中小企業5社、30人余が集まり、基調講演などを聞いた。
ワークショップ経営は、従業員と経営内容を共有し、生産性の向上や採算性の改善などを図り、企業の体質強化につなげる方法。
経協の会員事業所を対象に、ITを活用した経営改善アンケートの結果を受け、経営改善の実践に生かすため、セミナーを初めて企画。参加は、製造業の経営者や製造現場の責任者などから申し込みがあった。11月まで5回の日程で開き、次回から自社のデータを分析し、実践的な取り組みに入る。最終回は中間まとめとして、参加企業の事例発表を予定している。
基調講演では、KOA顧問の浦野正敏さんが20年前から取り組んでいる生産現場での徹底した無駄取りなどの事例を紹介。受注竏註カ産竏衷o荷の縦割りでチーム編成したワークショップ制の導入などによって、意識改革、棚卸資産の圧縮、設備の効率化、客の安心・満足などの成果に結びついたとし「経営の代表取締役のリーダーシップがなければ習癖は越えられない」と話した。