石ころウォッチング
おもしろかっぱ館
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は6日、親子・こどもふれあい事業8月の巻「石ころウォッチング」を開いた。夏休み中の親子連れなど7人が参加し、岩石の基礎知識について説明を聞いた後、駒見大橋上流の天竜川の河原で石の分析作業にチャレンジ。手に取った石を見て「これは白っぽくて黒い粒があるからカコウ岩かな?」などと言いながら記録用紙に記入していた。
講師は化石が専門で鉱物にも詳しい明星高校(東京都府中市)教諭の北村健治さん=駒ケ根市出身=。1963年、長谷村の戸台でアンモナイトの化石を初めて発見したことで知られる。北村さんは参加者に「石の色、大きさ、形など大まかな仕分けをしてね。結晶の並び方まで分かれば種類が特定できます」と説明。「黒っぽいのか灰色か白っぽいのか、まず色から見始めてください」と呼び掛けると参加者は早速近くの石を手に取って「えーと、この石は…」と熱心に観察していた=写真。