バイオ企業研究所しゅん工式
がんや心筋梗塞(こうそく)の研究用試薬の研究開発などを行うACTGen=アクトジェン(本社名古屋市中区、林通宏社長)は1日、改装工事が終了した駒ケ根研究所のしゅん工式を駒ケ根市赤穂の南の原工業団地内の社屋で開いた。林社長は「ベンチャー企業としては分不相応な設備でスタートする。施設にふさわしい業績を挙げるよう従業員一同努力したい」とあいさつした。
研究所は丸信工業の空き工場2階部分を改装した約650平方メートル。2日から稼動し、当面、所長以下従業員14人体制で製薬企業向けの試薬の研究、開発などを行う。
同社は伊那市手良に研究所がある医学生物学研究所などのグループ会社として05年11月に設立された。1年後をめどに本社を名古屋市から移転し、09年度には売上5億円を目指す。