シルクミュージアム第12回特別展
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは第12回特別展「描かれた蚕織の世界」を3日から9月10日まで開く。下伊那郡鼎(現飯田市)出身の洋画家須山計一さんが戦後間もない1946(昭和21)年に県農業会の依頼で描いた絵本『信濃のかいこ』の原画9点と複製画3点のほか、飯田市中央農協の依頼で同市出身の画家肥後耕寿さんが描いた絵本『おかいこさま竏註フの蚕飼いのはなし』の原画10点を展示している。江戸時代の蚕糸技術書など貴重な書物の数々や養蚕浮世絵なども併せて展示。近世から現代に通じる蚕織の様子を親しみやすい絵画約100点でじっくりと見ることができる。
学芸員の宮崎久美さんは「今回の展示は絵画が中心で誰にでも分かりやすい。今も昔もほとんど変わらない養蚕の様子を小中学生にもぜひ見てほしい」と話している。
午前9時縲恁゚後5時。水曜休館(16・30日は開館)。入館料は一般300円、小・中学生100円。問い合わせは同館(TEL82・8381)へ。