地元野菜を給食に使用するための市場・ほ場視察
学校・保育園給食にできるだけ地元野菜を取り入れていこう竏窒ニ2日、伊那市内の保育園・小中学校で働く栄養士や給食技師、約40人が、地元野菜を取り引きする西春近の丸伊伊那青果市場や、給食野菜を栽培するほ場などを視察した。
市は、出来る限り地元の野菜を使い、顔の見える関係の中で「安心・安全」を提供していこうと努めているが、実際なかなか生産者との関係性を築くまでに至っていないのが現状。そこで、現地視察などを通して、生産者の顔を知り、それをきっかけに地元野菜の給食普及を進めていくため、こうした研修会を繰り返している。
今までは生産ほ場が中心だったが、今回は流通の仕組みを知るため、卸売り市場の視察も決めた。
参加者は、競りの様子を見学したり、これから季節を迎える野菜や果物を教えてもらいながら、今後のメニューの参考にしていた。
高遠町、長谷地区は、はやくから「生産者の会」が発足し、それぞれの地域で採れた野菜を給食に供給する仕組みが確立しているが、学校・保育園数の多い旧伊那市では、そうした取り組みを実現するには難しい面がある。しかし、出来る限り地元産野菜を使用する取り組みは始めている。