「日本・紬(つむぎ)織物サミット」駒ケ根で開催へ
伝統的な絹織物・紬(つむぎ)の素晴らしさを広く発信しようと全国の紬産地などで毎年開かれてきた「日本・紬織物サミット」の第7回大会が10月に駒ケ根市で開かれる。テーマは「信州の絹」と「養蚕と文化」。全国各地から紬関係者ら100人以上が集まり、講演や事例報告などを聞くほか、全国の名産地から出品される紬作品の品評会などが盛大に行われる。主催者の伊那紬手織組合の久保田治秀組合長は「古くから養蚕が盛んな駒ケ根市でサミットが開催されることは素晴らしいこと」としてサミットに向け、準備を進めている。駒ケ根シルクミュージアムもサミットに合わせて特別展を開催する予定。
日程(予定)は次の通り(会場はいずれもアイ・パルいなん)。
◇10月23日「前夜祭」▽紬ファッションショー▽アトラクション(駒ケ根太鼓、豊年踊り、伊那節など)
◇同24日「サミット」▽基調講演((1)テキスタイルデザイナー宮坂博文さん(2)駒ケ根シルクミュージアム名誉館長岩下嘉光さん)▽事例報告((1)宮坂製糸所代表宮坂照彦さん(2)養蚕農家代表浅井繁子さん(3)絹織物研究家志村明さん)▽出品作品グランプリ表彰▽サミット宣言