宮田のワインとしてブランド確立を
将来見すえてステップアップ
宮田村の特産品山ぶどうワインだが、山ぶどう交配種のヤマソービニヨンを原料としていることから、今後はワイン銘柄名の「紫輝」「駒ケ原」を強く打ち出し、宮田のワインとしてブランドを確立、販売戦略に乗せていこうと検討を進めている。
ヤマソービニヨンは、山ぶどうとカベルネ・ソービニヨンを交配した品種。100%純然の山ぶどうではない。
表示や呼称の厳格化を求める動きが強くなっていることもあり、村や農協、生産者などでつくる「山ぶどうの里づくり推進会議」は、今年初めから対応を検討してきた。
4日開いた同会議で、事務局の村産業建設課は「ラベルの一部変更なども含め、ブランド名をもっと浸透させる検討を進めていきたい」と提案。異論などはなかった。
関係者は「山ぶどうはインパクトある呼称だと感じるが、宮田のワインとしてさらに確立していければ」と話していた。
会議では、昨年並の25トンから30トンに及ぶとする本年度の収量予測も報告。
販路を拡大していくために農協、さらにリンゴオーナーなどで協力関係にある名古屋勤労市民生協などへ、積極的に働きかけていくことも計画した。