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朗読劇「この子たちの夏」

200人、不戦を誓う

朗読劇「この子たちの夏」

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 いいじま文化サロン(後藤俊夫監督)は5日夜、飯島文化館で、朗読劇「この子たちの夏-1945年ヒロシマ・ナガサキ」を地人会上演台本で自主上演した=写真。
 地元の小学生から高齢者まで約30人余で創りあげた舞台を200人余が鑑賞。被爆者の悲惨さを直視し、悲痛な叫びに耳を傾け、「生きぬく強さ」に共感し、核廃絶、不戦の誓いを新たにした。
 作品は被爆した母たちを中心に、多岐にわたる手記や記録、詩歌の中から構成。背景に記録映像の映像が投射され、臨場感を与えた。
 舞台は61年前、1945年8月6日午前8時15分、広島から始まり、「からりと晴れた真夏の朝、お姉さんは勤労動員にいきました」「おばあ様はお墓参りにいきました」と楽しい夏休みの朝の様子から始まり「ピカリと私の前に赤鬼が立った」「一瞬にして真っ暗になった」「全身焼きただれ、血まみれの人々」「顔から背中、胸にかけて皮が剥げはじめた人」。原爆投下直後の目をおおう地獄絵。9日午前11時2分長崎と続き、子どもたちの未来と平和への願いと祈りで締めくくった。

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