木の情報館オープンに向けた準備、最終段階
県伊那技術専門校の卒業生などでつくる「南信州木の会」(田中伸生会長)は、伊那市美篶にオープンする「木の情報館」の最終準備に入ている。
地元木材の素晴らしさと優れた職人技術の存在を発信し、地域材の利用促進、里山の再生を目指す情報館は、場所の提供を受けた信州国産材開発協同組合(玉田隆理事長)の一画、約158平方メートルを使用。内装工事は、6月下旬から会員9人が入れ替わりながら進めてきたが、8月に入り梁(はり)の立ち上げまで漕ぎ着けた。内装には長野県産カラマツ、アカマツを使い、職人の技術を直接確かめてもらえるよう、敢えて梁の見える天井にした。
館内には、作品展示や木工体験コーナーを設け、訪れた人に職人の技術と地元木材の素晴らしさをじかに感じてもらう。
安全性への配慮と、よりよい空間をつくるため、予定より1カ月ほどオープンが遅れたが、今後、外壁などを取り付けて8月下旬にはオープンしたいとしている。
オープン当日はさまざまなイベントも企画している。