福祉大生が宮田村で現場実習
日本福祉大学(愛知県美浜町)の学生4人が1日から、宮田村で社会福祉の現場実習に入った。社会福祉士の受験資格を得るために必要なものだが、「地域でどのような支えあいが行われているか学びたい」と意欲的。村社会福祉協議会と宅幼老所「わが家」を中心に、地域福祉の現場を肌で学ぶ。
4人のうち2人は村出身者。保健福祉学科3年の浦野寛子さん=南割区=、社会福祉学科3年の野近弘季さん=大田切区=で「宮田の人は温かくて福祉も充実していると思うが、どのように支えあっているのか、村民の想いも直接聞きたい」などと話した。
同大学は幅広い視野を持った福祉士の養成を目指しており、友好協力宣言を結ぶ宮田村が一昨年から受け入れている。
担当教員の石川満教授は「学習効果が年々あがっている。今年は地元出身の学生が2人もいるが、自分の生まれ育った地域を冷静に見ることも大事な勉強」と話す。
7日は開講式や講義が主で、8日から2班に分かれて本格的な実習を始める。