平和への願いを込めて
天竜川で灯ろう流し
原爆投下から60年窶煤B伊那市で7日夜、灯ろう流しがあった。市民らが100基の灯ろうに平和への願いを書き、天竜川へ流した。
非核・平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会主催。「平和のつどい」の一環で、19回目を数えた。
市民や「伊那まつり」に訪れた市外の親子連れなどが参加。
事前に用意された灯ろうに、参加者はマジックで「いつまでも平和でありますように」などと書き込み、ロウソクをともして市役所西側駐車場の西側の天竜川に流した。川の流れに沿い、ゆらゆらと灯ろうが連なり、幻想的な雰囲気に包まれた。灯ろうに向かって静かに手を合わせる年配者もおり、犠牲者のめい福を祈った。
実家が高遠町にあるという山梨県の青木薫さん(32)さんは、娘の萌乃佳ちゃん(4つ)と参加。「子どもにも平和について考えるきっかけになれば」と話していた。
灯ろうは150メートル流し、下流で回収した。