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豪雨による土砂撤去進まず、宮田養魚場が早期対応を要望

豪雨による土砂撤去進まず、宮田養魚場が早期対応を要望

 7月の集中豪雨で、大量の稚魚が流出する被害が出た宮田村新田区の天竜川漁協宮田養魚場だが、場内脇を流れる桐の木沢の土砂の撤去が進まず頭を悩ませている。業務や流域の安全上の観点から、早期の撤去を村や県に要望。被災後の対応責任の所在の難しさを伺わせているが、村は「今回の部分は災害復旧にあわせて撤去していきたい」としている。
 養魚場を横切って流れる桐の木沢だが、豪雨で氾濫。場内最東部にあったいけすが浸水し、稚魚3万匹が流出した。
 いけすの周囲は今も泥が堆積し、通常少ない水量もひかない状態。
 桐の木沢は一時的にバイパスを作って仮復旧させているが、その一部は下流の山林にも流れ出している。
 同養魚場は「土砂が残っている以上、雨が降ったら再び増水する可能性もある。我々の魚を守るだけでなく、全体のこととして村に早く対応してほしい」と求める。
 村は今後災害査定を受けて、桐の木沢全体の復旧とあわせて土砂を撤去する予定。

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