宮田村が豪雨災害応急費用などを追加補正
宮田村議会臨時会は11日開き、7月の集中豪雨で発生した土砂崩落や流入による復旧費用など986万3千円を追加する一般会計補正予算案を全会一致で議決した。ただ、今回分は、土砂の除去など応急的に実施した工事分のみ。治山や道路など本格的な復旧に向けては調査が続いており、9月議会以降にさらに追加補正する。
林道寺沢線、小三沢線の土砂除去で299万8千円。村道や河川の土砂除去、対策で599万9千円を予算化した。
また、本年度から3年間で整備する村防災行政無線通信施設の整備工事の契約締結についての議案も可決。
総事業費9240万円で、パナソニックSSエンジニアリング中央事業本部に請け負わさせる。
現在使用している機器が24年経過して老朽化。あわせて国が進めるアナログからデジタルへの移行も図る。
集落センターなどに設置する子局19局のうち13局は、役場内に設ける親局と双方向通信できる「アンサーバック機能」を備える。
災害発生時に電話回線などが寸断された場合でも、独自の通信網として役場と各地区を結ぶことになる。