盆に向け、各地で花市開催
盆を前に12日、各地で盆花市が開かれた。
上伊那農業高校の花市は、伊那市駅前ビル「いなっせ」と、伊那北駅周辺で開催。上農の盆花は日持ちが良く、量の割りに安く購入できるとあって例年多くの人でにぎわいを見せる。この日も、販売が始まる約1時間前から花を購入しようする人が並び始め、直前には約120人が列をつくった。
花は前日収穫した、アスターやオミナエシ、小菊、トルコギキョウなど。500円と300円の束を約550束用意した。昨年は開花の時期がずれてしまった白い菊も間に合った。
販売開始とともに、準備された花束はどんどんなくなり、約1時間で完売。高校生から花束を手渡された人たちは笑顔で市を後にした。
上伊那農業協同組合(JA上伊那)のAコープ店や農産物直売所14カ所でも盆花市があった。
南箕輪村のファーマーズあじーなには、地元生産者の育てた盆花が並び、早朝から多くの人でにぎわいをみせた。地元の味噌加工組合「伊那華のみそ娘」によるきのこ汁サービスもあった。
Aコープ各店とファーマーズあじーな、中川村のたじまファームでは、13日も盆花市を行う。