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クマに注意

 8月に入り、上伊那各地でクマの目撃情報や農作物被害が報告されている。
 例年山に食料がなくなるこの時期、クマが里に下りてくる機会も増え、目撃や農作物被害が増加する。
 上伊那地域ではこれまで、設置したおりなどで14頭を捕獲。内2頭は射殺し、残りは学習放獣した。県の担当者によると、捕獲数は平年並みだが、豪雨災害以降、おりにかかる頻度が高くなっているという。
 例年、西箕輪、西春近などの竜西地区で被害が報告されることが多い伊那市では、7月始めに経ヶ岳植物園で目撃されたほか、民家や集落周辺での目撃もあり、トウモロコシ畑などの食害があった。
 ドングリなどが実る9月半ばまでは警戒する必要があり、担当者は「山歩きをする時は、携帯ラジオや鈴など、音がでるものを持参し、出会い頭に遭遇しないよう、注意してほしい」としている。
 万が一クマと遭遇した場合は、ゆっくり後ずさりしてその場を離れ、襲われた時は急所である顔、喉、後頭部、腹などを守れる姿勢をとる。

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