郷土史クラブで土鈴作り
箕輪町内の小学生が学ぶ郷土史クラブはこのほど、縄文時代に思いをはせながら、土鈴作りを楽しんだ。
クラブは小学4年生から6年生を対象に月1回、町郷土博物館で開いている。本年度は21人が活動している。
三日町御射山遺跡から出土した縄文時代中期の「土笛」や資料を見たあと、各自が作りたい土鈴や土笛の図案を描き、制作に取りかかった。
土鈴は、お椀の形を二つ作り、小石を新聞紙に包んでお椀の中に入れ、二つを合わせて球形にし、竹べらなどで好きな文様を描く。
子どもたちは野焼き陶土をこね、きれいな丸みが出るようにお椀の形を作り、サッカーボールやネコ、時計など好きな模様を描いた。鈴を作るのは初めてで、「おもしろい」「うまく鈴ができるか楽しみ」と話していた。
残った陶土で土笛も作った。作品は1カ月ほど乾燥させてから焼いて仕上げる。