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一本の道を生きる

一本の道を生きる

 駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館は9・10日、中学生を対象にした絵画制作ワークショップ「一本の道を生きる」を同館で開いた。赤穂、駒ケ根東、宮田各中学校の美術部生徒ら約40人が参加してゴッホ、ピカソなど一筋の道を歩いた画家らについての講義を聞き、「道」をテーマに絵画作品を制作した。
 講師の府中市美術館館長、多摩美術大教授の本江邦夫さんが「ゴッホとゴーギャン」「ピカソとマチス」について講義した。画家の生涯や作品などについて詳しく聞いた生徒らは、与えられたテーマ「道」についての作品をそれぞれ制作。クレヨンや絵の具などを使い、真剣な表情で画用紙に向かった=写真。苦労して描き上がった絵は本江さんと同館副館長の松井君子さんが講評。「色彩に重みがあってよい」「着眼がよく、透明感がある」などと好評価を受ける一方で「作品の中に強く訴えてくるものがない」など手厳しい批判も。生徒らはうなずきながら講評に耳を傾けていた。

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