シニア海外ボランティア入所式
国際協力機構(JICA)は17日、途上国の発展のため海外に派遣する40縲・9歳までのシニア海外ボランティアの派遣前訓練入所式を駒ケ根市の駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)で開いた。シニアボランティアの訓練はこれまで東京・広尾の訓練所で通所で行なってきたが、語学教育の一層の充実を図るため、今回始めて35日間にわたる合宿制を導入する。加藤所長はあいさつで「それぞれの動機を持って試験をクリアした皆さんにおめでとうと言いたい。この訓練の中心となる語学教育の時間は中学校の3年間で学ぶ英語の授業時間の約半分にも及ぶ。得意な人もそうでない人もぜひ頑張って習得してほしい。有意義な研修生活になることを祈る」と激励した。
訓練に臨むボランティアは試験に合格して全国各地から集まった135人(男性112、女性23)。9月20日までの訓練を終了した後、アジア、アフリカ、中南米など39カ国に1縲・年間派遣され、教育や技術指導などのボランティア活動に当たる。
青年海外協力隊の訓練・派遣はこれまで年3回だったが、07年度からシニアボランティアと統合し、年4回行う見通し。