県内そば打ち愛好グループ宮田村に集結
初の交流会で、連絡協旗揚げ
県内6つのそば打ち愛好グループが19日、宮田村に集まり交流会を開いた。同村のグループ「そばの実の会」(酒井昌子代表)が全面的に協力して初開催。今後も互いに研さんしあおうと「信州そば愛好会連絡協議会」(仮称)も旗揚げし、宮田村から新たなそばの文化交流が始まった。
集まったのは、いずれも信州飯田そばの会(飯田市)から技術指南を受けているグループ。
軽井沢、松本、木曽、飯田、そして上伊那からは箕輪町のそばの会と宮田村のそばの実の会が参加した。
来月9日に飯田市で「第2回日本そば大学」(全国麺類文化地域間交流推進協議会主催)が開かれることもあり、その前段として県内のそば文化をさらに盛り上げようと集まったもの。
会場では上伊那生まれの品種「サンルチン」を使ったそば打ち実演も。
そばの実の会は計画段階から協力し、宮田村の特産品を使った手づくりのごちそう、そして自分たちが手打ちしたそばを振る舞い、各地から訪れた愛好者をもてなした。
席上、今後も継続的に交流を続けようと確認し、連絡協議会の発足を決定。
飯田そばの会の仁科保会長は「交流でさらにそばが文化として広がる。熱心なお母さんたちがいる宮田村から発信できるのは喜ばしい」と話した。
そばの実の会の酒井さんは「他地区のグループと顔をあわせる機会が少なかったが、これを契機にさらにそば打ちの熱が高まると思う」と期待した。