住民手作りの梅公園にせせらぎ整備
住民の手作りで4月に開園した宮田村新田区の梅公園で6日、新たにせせらぎをつくろうと、10人ほどの有志が汗を流した。石を配置するなど本格的。セメントが乾く数日後には水を流す予定で、メンバーは「水辺もでき、さらに多くの人の憩いの場になれば」と期待を寄せている。
村商工会が呼びかけ、村民参加で活動する「村おこし事業実行委員会」が中心となり作業。炎天下の下、大粒の汗を流しながらも黙々と体を動かした。
園内から掘り起こした石を再利用。大小の石を運び、形などを選びながら配置した。
地元の建設、造園業者は機材や技術を無償提供。せせらぎの河床にはセメントも打ち、滝や堰(せき)もある立派なせせらぎが完成した。
「こんな暑い日だけど、いい汗かけた」と田中一男委員長。全員ヘトヘトになりながらも、充実感に浸った。
今後は園内に掘った井戸から引水し、常時せせらぎに流す。山野草の植栽などさらに整備も進め、イベントなども開きたい考えだ。
村商工会は県の補助金を活用し、村民手作りの公園を計画。村有地を借りて、村のシンボルでもある梅を植栽するなど、整備を進めている。