伊那市で打ち水大作戦
気温上昇に歯止め
地球温暖化防止の一環として、環境省などが後援する「打ち水大作戦2005」が10日、伊那市役所正面玄関付近であった。温度計で測定したところ、打ち水直後に1・5度下がった。
午前中に雨が降ったものの、昼には石だたみが乾き、予定通りに取り組んだ。市職員105人に加え、来庁者8人も参加。
市役所南側の地下水「せせらぎ水路」から水をくみ、市職員らがバケツに入った水をまんべんなく手でまいた。
午前11時55分の外気温は32・5度。打ち水直後に下がったが、午後零時5分以降は元に戻った。体感は「ちょっと涼しくなった気がする」。
昨年に続いて2回目で、市役所民生部生活環境課は「打ち水を通じて、自分のできる温暖化防止を意識する機会になれば」と地域住民の啓もうにつながることを期待した。
高遠町、長谷村でも予定していたが、雨でアスファルトがぬれていたため、中止とした。