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水稲育苗ハウス利用で黒大豆栽培
枝豆収穫、黒豆販売の栽培体系の確立探る

 箕輪町の南部営農組合は今年、水稲育苗ハウスの有効利用のため、JA上伊那北部育苗センターのハウスで黒大豆の栽培に取り組んでいる。
 水稲育苗ハウスは4、5月に水稲苗を育て、水稲耕作者に配って年間の役目が終わる。残りの期間を有効かつ効率的に利用し、農業生産に役立てようと、これまで花、野菜の栽培、イチゴの採苗などで優先的に利用しているが、全ハウスの利用には至っていない。
 このため、黒大豆を栽培し、第1段階は枝豆として収穫、残りは黒豆として販売する栽培体系の確立のため、今年から試験栽培を始めた。
 大豆の品種は「玉大黒(タマダイコク)」。栽培面積はハウス6棟で約11アール。6月1日に種をまいた。
 伊那西部農業振興推進協議会の栽培技術試験も併せて実施。摘芯(しん)をすることによる収量などの比較試験で、7月27日に試験ハウスで摘芯をした。25日に調査する。
 今年の栽培状況などをみながら、大豆栽培を来年につなげていきたい-としている。

枝豆狩りイベント27日

 南部営農組合は27日、試験栽培している黒大豆の枝豆狩りイベントをする。一般向けの第1回イベントで、会場は中原のJA上伊那北部育苗センター東側のビニールハウス。
 午前9時に受付開始。11時まで。参加費500円。1メートルの荒縄をもらい、荒縄で結わえるだけ収穫した枝豆を持ち帰りできる。持ち帰りはそのままでも、さやを取っても可。枝豆が終わり次第終了となる。弁当、焼肉セット、ビールなど各自で持参し、枝豆も携帯コンロ持参でその場でゆでるなど楽しみ方は自由。
 申し込み不要。当日、直接会場へ。ゆでた枝豆、トウモロコシのサービス、飲料の販売もある。

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