むらづくり住民懇談会
南箕輪村むらづくり委員会(唐沢俊男会長)は23日夜、むらづくり住民懇談会を村民センターで開いた。委員が「南箕輪ずく出しプロジェクト」の詳細を説明し、住民と意見を交わした。プロジェクトは懇談会、今後予定する提案会での住民意見も参考に案をまとめ、9月末に村長に答申する。
南箕輪ずく出しプロジェクトは▽子どもすくすく▽村民いきいき▽地域コミュニティ再生▽自然環境▽「南箕輪ブランド」創造-の5つ。委員会の各部会ごとに検討し、構想、課題、具体的な施策などの素案をまとめた。
各プロジェクトのメーンは◇子どもすくすく=▽安心子育て▽楽しく読もう▽みんなで伸びよう◇村民いきいき=▽病気にならないために▽健診の充実とアフターケア▽地域コミュニティの活性化◇地域コミュニティ再生=▽むらづくり条例の制定▽地区・組織=地域協議会(仮称)づくり◇自然環境=▽環境保全と活用▽資源循環再利用の促進と公害対策◇「南箕輪ブランド」創造=▽みなみみのわ産業活性化▽みなみみのわ特産品の推進▽集まれ!みなみみのわ▽環境・健康・食育▽大芝高原ドリーム-。
懇談会は委員を含め32人が参加した。一般は7人。
住民から「プロジェクトを答申した後、行政や議会と意見が一致するかどうか疑問」とする意見や、地域コミュニティ再生の地域協議会(仮称)づくりについて「全員の参画が得られるのか。ある程度の強制力をもたないと難しいのでは」との意見もあった。案の優先順位の提示の必要性や、南箕輪ブランドを農業だけでなく工業など範囲を広げた案を求める声もあった。
むらづくり委員会に対して、「計画の旗振り役として区民を引っ張っていってほしい。せめて、チェック機関として最後まで見届けてほしい」との要望もあった。
委員会は、28日と9月4日に住民提案会を計画している。プロジェクトの資料について意見、提案をむらづくり委員会の席で1人約10分以内で発表する。時間はいずれも午後7時半から。場所は役場2階講堂。問い合わせは委員会事務局の役場総務課企画係(TEL72・2104内線102、103、104)へ。