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19年ぶりに女性模擬議会

19年ぶりに女性模擬議会

 箕輪町女性団体連絡協議会による女性模擬議会が24日、町役場の議場であった。19年ぶりの女性議会で、11人が登壇し農業、商業、福祉、環境、教育行政など多岐にわたって質問した。
 女性模擬議会は町では、1988年11月に子どもと婦人による模擬議会が開かれて以来となる。女性の視点からの声を町政に反映してほしい-と女団連が申し入れ、町も模擬議会開催を模索していたことから実現した。
 模擬議会議員は25人。女団連に所属する11団体の代表が務めた。議長は女団連会長の釜屋美春さん。副議長は小林ふさ子さん。
 豪雨災害で地域ふれあいマップが生かされた点について原田とみ子さん(エコ・ネット)が質問。平沢町長は「北小河内は一気に土砂が押し寄せたためパニック状態になり、組織的動きができにくかった。地震は瞬間的に起こる。パニックのときにどういう体制を作るかもう一度検討し、今回を教訓に生かしていきたい」と答えた。
 唐沢喜美子さん(婦人教育推進協議会)は、天竜護岸利活用プロジェクトへの町の関わり方を質問。町長は「河川版のアダプトシステムを提案している。町はバックアップする」と答えた。大槻一子さん(ボランティアセンター運営委員会)はボランティアセンターの改善を尋ねた。町長は「ボランティアセンターの必要性は十二分に考えている。社協の機能をゆとり荘に移すことを考え中。場所は今の福祉センターがベターと思うが、貴重な意見をもらい素案を作りたい」とした。
 議会を終えた釜屋議長は、「議会が身近になった。町長に、女団連のリーダーシップや審議会への積極的な応募など課題をもらったので、勉強し検討していきたい」と話した。

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