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お祭り広場、南大東島の太鼓に熱狂

島特産品物産展にも人だかり

お祭り広場、南大東島の太鼓に熱狂

 南大東島訪問団は6日、小沢川沿いのお祭り広場浪漫横丁屋台村ステージで2回にわたり島唄と太鼓のコンサートを行い、聴衆を熱狂の海に誘い込んだ。県道をはさんだ通り町の空き店舗で開かれた島特産品の物産展も大賑わい。「南大東島にきて下さい」という島の人の声が響いた。
 コンサートでは、島伝統の大東太鼓「碧(あおい)会」が大活躍。独特の早いテンポの演奏で、踊りを終え帰路につこうとする人々を引き止め、いつしかステージ回りは黒山の人だかり。小中学生の団員が入れかわり立かわり独自のたたき方を披露する場面では、その迫力に「ウォー」という鳴り止まぬ拍手が会場を包んだ。
 島唄の「ボロジノ娘」や歌う島役場産業課長・濱里保之も好評で、濱里のコミカルなステージでは歌に合わせて「はまちゃん、はまちゃん」のコールも。大きなおひねりも飛んで濱里を驚かせた。島では芸を賞賛する意味をこめ舞台に紙に包んだ金銭を投げる「おひねり」の風習がなく、濱里は「何が飛んできたのかビックリした」と笑っていた。
 ステージには伊那市消防音楽隊も飛び入りの友情出演をし。濱里とともに「涙そうそう」「信濃の国」を演奏して交流を深めた。
 一方、島の物産展も大好評で、青パパイアやその加工品、海産物加工品、サトウキビを利用して05年から作られはじめた島特産のラム酒も、本土ではじめて販売され、多くの伊那の人で賑わった。島訪問団を訪ねて、島の出身者や島を訪ねたことのある人々も東京や関西地方からも集まった。
 お祭り広場でのコンサートや物産展の開催には、伊那市通り町商店街が協力し、力を合わせて伊那まつりを盛り上げた。

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