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旧上伊那図書館後利用の基本計画策定へ

住民から提案を募る

旧上伊那図書館後利用の基本計画策定へ

 伊那市で29日、旧上伊那図書館の利活用・保存、周辺整備などを検討する第1回の後利用基本計画策定委員会があった。「博物館的施設として整備保存し、隣接する上伊那郷土館は老朽化に伴い、取り壊すこと」を前提に検討し、11月末、市へ答申する。
 委員は文化財審議委員、教育関係者ら16人。委員長に、文化財審議委員会の春日博人さんを選んだ。
 庁内検討委員会の報告にあった▽収蔵物を学びの材料とし、先人の先人を学ぶ▽市民憩いの場として整備する竏窒ネどをたたき台とし、耐震強度の診断結果を踏まえながら、計画をまとめる。
 計画策定のため、建物や土地の有効利用について、広く住民から提案を募る。期間は9月1日縲・0月10日。
 委員から「資料展示だけでなく、研究機関の意味合いを位置づけてほしい」などの意見が挙がった。
 小坂市長は「昭和初期に建てられた歴史的建造物。耐震強度を調査し、市民が利用できる施設として整備したい」と述べた。
 旧上伊那図書館は、昭和初期に建てられた歴史的建造物。一部4階建ての鉄筋コンクリート造り。蔵書は2万冊ある。
 上伊那郷土館は空調設備がなく、雨もりもすることから取り壊し、膨大な収蔵品を保管する施設建設が必要としている。
 本年度中に基本計画の策定、市土地開発公社からの用地買取を済ませ、07縲・9年度にかけて郷土館の解体、本体工事、周辺整備を予定する。

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