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能装束の美学び 紋様創作にも挑戦

伊那中で駒ヶ根高原美術館出前講座

能装束の美学び 紋様創作にも挑戦

 駒ヶ根高原美術館(駒ヶ根市)が委託を受ける、06年度文化庁芸術拠点形成事業「室町から平成へ竏駐坙{文化の普遍性と能装束の美」の出前講座が29日、伊那市の伊那中学校であった。同校3年の選択美術の生徒26人が参加し、能衣装に施された紋様について学習を深めた。
 出前講座は中学生を対象とした事前学習で、能に対して親しみと理解を深めることが目的。上伊那では伊那中を含め、駒ヶ根東、赤穂(ともに駒ヶ根市)の3校が対象となっている。
 この日は、同美術館の松井君子副館長ら関係者3人が学校を訪れ、紀元前数千年前の牛やヤギ、幾何学模様といった、さまざまな世界の紋様の資料などで講義。クレヨン、コンパスを使って、生徒ら一人ひとりがオリジナル紋様の制作もした=写真。
 魚や動物などをイメージした紋様を創作。コンパスで描いた円を花びらにしたり、「美」の文字を紋様にしたりと、個性豊かな作品が完成した。
 同事業はそのほか、浅井能楽資料館の山口憲館長による全7回の「能装束講座」、駒ヶ根能「三輪」の鑑賞などがあり、10月下旬縲恬・N3月上旬、駒ヶ根高原美術館で開く。

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