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戸台の化石保存会学習会

親子で古代ロマンを「発掘」

 長谷村戸台の化石保存に取り組む「戸台の化石」保存会(伊東耕平会長)の化石学習会が7日あった=写真。村内を中心に親子連れなど約40人が参加し、標高1000メートル以上の収集場所でアンモナイトなど、1億年前の化石を見つけ、古代ロマンに胸を躍らせた。
 小中学生や父母が、戸台の化石の収集、研究、保護を通じて自然保全の重要さを学習し、親ぼくを深める、年間3回の恒例(57回)。
 収集場所は区有林の斜面。地面に広がる破砕された泥岩をハンマーで軽くたたき、中からアンモナイト、貝類、植物のほか、生物がなでた跡が残る「生痕化石」などを発見した。
 参加者は、足場の悪い斜面ながら作業に夢中。あちらこちらから「何か見つけた」「これなに」などの声が聞かれ、会員が説明していた。
 採取した化石は標本にして、持ち返らず同会で保存する。
 息子たちと一緒に参加した松尾みゆきさん(32)=長谷村杉島=は「子供にせがまれて参加したが、化石現場にいくのは初めて」と、そうそうからアンモナイトの化石を発見。長男のイサキ君(7つ)も母親に負けまいと一生懸命探していた。

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