南箕輪村 初の全地区一斉防災訓練
南箕輪村は3日、全12地区の自主防災会が初期消火などの訓練を一斉展開する、総合防災訓練を村内各会場で展開した。全地区が一斉訓練をするのは本年が初めて。中込公民館をメーン会場に辰野、箕輪町との広域応援訓練として、自衛隊らによる炊き出し訓練もした。
東海地震の対策にそなえ、震度5強の地震が発生したと想定して訓練。地震を予測した村が各自主防災会長へ電話連絡し、住民への周知を進めると、午前8時30分に地震が発生、それぞれが避難勧告の発令に従がい、各地区の避難所へ避難した。
公民館や企業のグラウンドなどの各避難所では初期消火、応急手当て、タンカの組み立て訓練などを実施。村は本年、全地区へ架設トイレを配備したので、各所で組み立ての講習もあった。昨年に続いて、バイク愛好者ボランティア団体「BFFW」が参加し、各避難所の情報収集もした。
村役場では職員らが7月豪雨災害の反省会を開き、課題などを検討した。