韓国の若手農業者が宮田村で農業視察
韓国・忠南道地域の農業者が5日、宮田村を訪れて農業視察した。昨年に続き2回目で、担い手の高齢化が進むなかで、どのような土地利用に取り組んでいるかなどを学んだ。
一行は農業者で組織する「全国農民会忠南道連盟」のカン・サ・ヨン団長をはじめとした15人。集団営農を先駆けて取り入れてきた宮田村の農業に学ぼうと、昨年参加した人も含め若い農業者が大半を占めた。
高齢化や国の食糧政策により、脚光を浴びた「宮田方式」も変化を遂げていると、村の担当者が説明。
その後、ライスセンターや、リンゴ、山ぶどうのほ場を見学し、機械化が進んでいることなどに関心を寄せた。
忠南道地域の農業は米作が中心で、高麗人参の産地としても有名。韓国でも担い手の高齢化の予兆があり、同様の問題を抱える日本の農山村の現状に理解を深めていた。
この日は飯島町も訪れ、9日までの滞在中、飯田市、岐阜県大垣市などを訪問する。