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35年の歴史、最後は善意で締めくくり
簡保国内旅行交友会解散で

35年の歴史、最後は善意で締めくくり<br>簡保国内旅行交友会解散で

 郵政民営化の余波で35年の歴史に幕を閉じた宮田村の宮田簡保国内旅行交友会は5日、余剰金を村へ寄付した。会として最後の活動となったが、保科百子会長らは「つながりある本当に良いグループだった。寄付についても皆さん賛同してくれた」と、10万円を清水靖夫村長に手渡した。
 保科会長、小林敏江副会長、会計の太田富美子さんが役場を訪問。「村には大変お世話になった。気持ちを汲み取り、有効に使ってもらえれば」と話した。
 同会は1971(昭和46年)に49人で発足。郵便局簡易保険の団体手数料を有効に活用して、年に1回国内旅行を行ってきた。
 最盛期には540人ほどが参加。現在は146人だが、1日に開いた解散会には数多くの出席で名残りを惜しんだ。
 郵政民営化による団体手数料制度の廃止で同会は解散となったが、保科会長らは「先人が積み上げてきた大切なつながり。今後も何らかの形でつなげていきたい」と話した。

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