みのちゃんバスBDF事業アンケート
約9割が廃食用油回収に協力
箕輪町は、廃食用油からバイオディーゼル燃料(BDF)を製造し町内巡回みのちゃんバスに使用する「みのちゃんバスBDF事業」の計画実現に向けアンケートをし、廃食用油の回収に約9割が協力する-などの結果をまとめた。結果を参考に、廃食用油回収システムなどの検討を進める。
同事業は、廃食用油を各家庭と町内小・中学校の給食室から集める。家庭からの回収のために町民の協力が必要となることから、町民の意見・要望を反映した事業にするため、BDFの啓蒙も兼ねてアンケートをした。
町女性団体連絡協議会の構成団体会員1430人(重複含む)を対象に、6月25日から7月31日まで。回答は650人で回収率45・5%。
「廃食用油の回収に協力できるか」との質問に、80%が「協力する」、11%が「条件付きで協力する」と回答。条件付きの主な内容は土・日曜日の回収や保管容器の支給など。回収回数は、月1回が56%、年2回が28%、月2回が12%。回収場所はごみ収集ステーションが78%、公民館13%だった。
家庭での廃食用油の処理方法は、「固めたり新聞紙に吸わせて燃やせるごみとして捨てる」が68%で最も多く、「最後まで使う」18%、「消費者の会の廃油回収に出す」8%。1カ月の廃食用油処理量は100-500ミリリットル未満が43%、100ミリリットル未満33%、500ミリリットル-1リットル未満17%。
自由意見として▽ぜひ実現してほしい▽回収場所が汚れないように考えてほしい▽回収時に廃食用油だけを回収し各家庭の収集容器は持ち帰りできるようにしてほしい-などがあった。