紀子さま 男の子出産で上伊那に喜びの声
経済効果や少子化の歯止めに期待
秋篠宮妃紀子さまが6日、男の子を出産した。上伊那の大型店などで出産を祝う言葉がはり出されたり、地域住民から「少子化に歯止めがかかる」など期待を込める声が上がっている。
伊那市日影のベルシャイン伊那店は、秋の行楽や運動会シーズンに合わせてセールを展開中で、今のところ出産祝いセールの予定はないが、入り口に「皇孫殿下のご誕生を祝し、心よりお慶び申し上げます」と社員一同の祝いの言葉が掲げられている。
地域住民からも喜びの声が上がり、伊那市西春近の女性(61)は「本当におめでたいですね。すこやかな成長をお祈りします」。
伊那市西町の田畑みき子さん(59)は「よかったですね。男の子だったので、雅子さまのプレッシャーもなくなったのでは」と皇太子妃を気づかった。
飯島町親町の下平憲夫さんは「親王さまで本当によかった。皇孫誕生による経済効果や、少子化に歯止めがかかるのではと期待している」。
政府が女系天皇を認める皇室典範の改正を見送る方針を固めたことに対し、荒井の男性(83)は「先送りしないで、検討していったほうがいいのではないか」。
中川村飯沼の坂下寿子さんも「男子でよかったと、ほっとしている人も多いが、これで問題が根本的に解決したわけではなく、先送りされただけ。今後も慎重な審議が必要」と話した。