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新エネルギー導入プロジェクト
みのちゃんバスBDF事業

 箕輪町は、04年度に策定した「箕輪町地域新エネルギービジョン」に基づき、廃食用油からバイオディーゼル燃料(BDF)を製造し町内巡回みのちゃんバスに使用する「みのちゃんバスBDF事業」に取り組んでいる。06年度の導入に向け、7月にしたアンケート結果を集計し、廃食用油回収システムやBDF運用体制の立案を進めている。
 みのちゃんバスBDF事業は、町が掲げる新エネルギー導入構想の4プロジェクトの中の一つ。住民協働の事業に位置付け、県のコモンズ支援金事業特別分の内定も受けている。
 廃食用油は、各家庭と町内小・中学校の給食室から集める。回収により期待される効果は、可燃ごみの資源化が年間6111リットル(内小・中学校4900リットル)、二酸化炭素の削減が年間14トン。
 BDFをみのちゃんバスに利用し、“ごみ”は“ごみ”でなく、“資源”として生まれ変わることを普及・啓発。住民の環境問題・環境保全への意識を高める。また、地球にやさしいBDFを使うことで軽油使用料を削減し、地球温暖化防止を図る。
 回収システムと運用体制の立案後、区長会・衛生部長会・女性団体連絡協議会などに説明。住民説明会も開き理解を深めてもらうと共に、10月にはBDFプラントを設置。来年3月末までにプラントの試行、みのちゃんバスの試運転、説明会などを重ね、4月スタートに備える。

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