スペシャルオリンピックス卓球競技
知的発達障害のある人たちにスポーツを通じて社会参加を支援するSO(スペシャルオリンピックス)日本・長野(飯島泰臣理事長)は夏季長野ゲーム・イン・駒ケ根卓球競技を9日、駒ケ根市の市民体育館で開いた。アスリート5人が出場し、個人技能とシングルスの試合で日ごろ磨いた腕を競い合った=写真。
個人技能競技はSO国際ルールで決められた5種目=(1)ハンドトス(片手もしくは両手で30秒間ボールを投げ上げる回数を競う)(2)ラケットバウンス(ラケットの上で30秒間ボールを弾ませる回数を競う)(3)フォアハンドボレー(ボールをフォアハンドで打ち返す)(4)バックハンドボレー(5)サービス=の合計点を争った。真剣な表情で競技に臨んだ出場者らは、うまくいくとうれしそうに笑い、失敗すると悔しそうに天を仰ぐなど、それぞれ伸び伸びとしたプレーを見せていた。
SO日本・長野・駒ケ根地区プログラム代表の堀内豊彦さんは開会式で「県内唯一の卓球プログラムが発足して1年3カ月。これまで磨いてきた腕を発揮し、将来へのステップにしてほしい」と呼び掛けた。