川を美しくする集い
伊那市の第19回川シンポジウム「川を美しくする集い」(市・実行委員会主催、伊那毎日新聞社など後援)が9日、市生涯学習センターであった。小学生や自然環境団体など約300人が体験・研究発表、講演会などを通じ、身近な河川環境を考えた。
体験・研究発表では、アマゴの放流や水質調査などに参加した小学生7人のほか、伊那西小学校6年生などが活動を報告。
高遠小4年西組は、水質検査や砂防えん堤の見学など川に親しみ、川に学んだ活動を交え「三峰川のごみ拾いをして、きれいにしたい。カヌーも作って乗りたい」と話した。
そのあと、日本蜻蛉(とんぼ)学会長の枝重夫さんが「川のトンボ・池のトンボ」と題して講演。ムカシトンボ、ルリイトトンボ、ミヤマカワトンボなどの写真をスクリーンに映し出し、羽化や産卵など生態を紹介した。市内新山の「トンボの楽園」の生息調査に当たった枝さんは「指標昆虫のハッチョウトンボだけでなく、他のトンボもたくさんいる。大切に守るべき」と話した。