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「たかずやの里」で中華料理の調理奉仕

京都中国料理厨師会「琢磨会」

「たかずやの里」で中華料理の調理奉仕

 全国の児童養護施設などで調理奉仕活動をする、京都中国料理厨師会「琢磨会」は7日、伊那市富県の同施設・たかずやの里で、県内初めての奉仕活動をした写真。会員3人が訪れ鳥肉や蟹肉を使った中華料理を提供、児童、職員らはプロの味に舌鼓を打った。
 調理奉仕で社会福祉に貢献しよう竏窒ニの楊正武会長(61)=京都市=の呼び掛けに賛同した料理人らでつくる会。82年から、地元の京都府を中心に活動を開始、近年は全国縦断を目指して展開する。現在、16府県の施設を周り、延べ788回の訪問回数を数える。
 この日は、「棒々鶏絲」「麻婆豆腐」など6品を児童ら46人分調理。京都から訪れたため、日程の都合で子どもたちと一緒に食事はできなかったが、メンバーらは「喜ぶ顔を思い浮かべ」との思いで、真心込めて料理していた。
 同会は児童養護施設がある47都道府県すべてで奉仕をすることを目的に活動。楊会長は「後10年のうちには全国制覇をしたい。殺伐とした世の中で、子どもたちに何か喜んでもらえれば」と話していた。
 年間40回を数える施設訪問回数は、年内には800回に達する予定となっている。

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