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民主党が加藤学氏を擁立

衆院選長野5区

民主党が加藤学氏を擁立

 衆院選長野5区に、民主党から国際林業研究センター研究員の加藤学氏(36)=上田市出身、ジャカルタ在住=が出馬する。12日、飯田市で記者会見し、政権交代の必要を訴えた。
 加藤氏は早稲田大学卒。NHK広島放送センター放送部報道番組班ディレクターなど務め、01年に日本貿易振興機構アジア経済研究所に入所、04年から国際林業研究センターに出向している。
 党県連の審査委員会の審議で、公募した立候補予定者9人の中から加藤氏の擁立を決めた。9人の中には上・下伊那出身者もいたが、加藤氏の意欲を買った。中島衛元衆院議員の地盤を引き継ぐ。
 衆院選は小泉政権を根本から問いただす選挙と位置づける。
 加藤氏は「建具屋の息子が出馬のチャンスをいただけた。政治に対してガツンと言えるのは、チャンスを与えられた人間」とし「だれもが挑戦でき、まじめさが報われる社会が求められている。日本を立ち直らせるのは民主党で、閉塞した社会に風穴を開けたい」と政権交代の実現に意欲を見せた。
 「郵政民営化は議論を重ねていくもので、アジア外交や年金問題など優先すべきことがある」と述べた。また、研究テーマである森林に興味を持っていることから、産業だけでなく、新しい価値観を持つ「人と森の共生・創造」に取り組みたいとした。
 5区では、自民党現職の宮下一郎氏、共産党新人の三沢好夫氏が出馬を表明している。

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