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「平成の大検地」西春近コース

3ルートを家族連れなど踏破

 新伊那市誕生記念イベント「平成の大検地」の西春近コースの開催が9、10日の両日あり、平地を歩く初級者コースから、西駒ケ岳登山の上級者コースなど3ルートに親子連れなど約100人が参加した。
 誇るべき郷土の美しさを市民が再認識するため、近隣市町村との境界を自力で踏破するためのイベント。西春近コースは同地区公民館などでつくる実行委員会が主催した。
 10日は天竜川右岸堤防付近から宮田村境を通り、藤沢川上流の「休み平」までのAルート、常輪寺から権現山までのCルートの計2ルートを実施。Aルートは初級コースだったため、小学生も多数集まり、全体の中で最も多い約50人が参加した。
 天竜川右岸の宮田村との境を歩き、同地区の唐木崇敏さん(67)は「昔は天竜川が暴れ、水害流失が繰り返され、村境を定めるのに度々争そいがあった」と振り返り、村境を決めてきたいきさつなどを語っていた。
 休み平に到着後は、公民館職員手作りのカレーライスが全員に振る舞われるなど、子どもたちからは歓喜の声。スイカ割りなどの企画もあった。

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