認知症について社協職員が研修
宮田村社会福祉協議会は11日、認知症の人たちへの対応について認識をさらに深めようと、職員研修を開いた。現場の介護士から事務職員まで約40人が参加。認知症を含め高齢者との接し方を足元から見つめ直そうと、熱心に講義を受けた。
花の道クリニック(駒ケ根市)で介護支援専門員を務める古谷葉子さんが講師。
認知症の人たちの不安を常に考えることが大切と説明。業務としてではなく、人として心で接してと呼びかけた。
「介護する、されるという立場ではなく、肯定的な対応で同じ立場に立って」とも。
信頼関係の構築が重要とも指摘し、「自分自身にふりかえてみて、対応、接し方を見つめてほしい」と続けた。
問題意識を共有して向上につとめようと、同社協は各種の職員研修を実施している。