いろいろ物作り体験会「身近なもので草木染め」
南箕輪村公民館主催のいろいろ物作り体験会「身近なもので草木染め」が12日、館内であった。小学生から大人まで5人がヒメジョオンなどの草木染めに挑戦した。
家庭の台所で手軽にできる染物を体験しようと、日本手芸協会トールペイント認定教室プリムローズを開いている大洞かずよさんが指導。ヒメジョオンとタマネギの皮の2種類で木綿の布を染めた。
参加者は、絞り模様に染め上げるため、持ってきた布を何カ所かつまんで輪ゴムでしっかりと縛った。
染色は、ヒメジョオンなどをホウロウ鍋で煮だし、同浴染という方法で鍋にミョウバンを入れ、染まりやすいように牛乳に浸した布を入れて15分くらい煮たあと、1時間ほどそのまま冷ました。
染色液が冷えたところで布を水洗い。ヒメジョオンは薄い黄色、タマネギの皮は鮮やかな山吹色に染まった。「模様はどうなったかな」とワクワクしながら各自の布の輪ゴムを解くと、白く丸い模様が浮き上がり、「わあ、きれい」「すてき、すてき」と皆感激した様子だった。
南箕輪小学校4年の北原怜奈さんは妹の佑奈さん(2年)、祖母と参加。「手芸が好きで、草木染めが楽しそうと思って来た。きれいにできた」と喜んでいた。
染色液が冷めるまでの約1時間は、即席トールペイント教室で、小さいハート型の木にヒマワリを描いてストラップ作りも楽しんだ。