伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
25/(木)

ニュース

全国藩校サミット報告書完成

教育や地域づくりに生かす方策探る大規模集会振り返る

全国藩校サミット報告書完成

 幕末の高遠藩校「進徳館」があった伊那市高遠町で5月に開いた全国藩校サミットの内容をまとめた報告書(A4判・80ページ)が出来上がった=写真。藩校教育の歴史と伝統を今後の教育や地域づくりに生かす方策を探った大規模集会を振り返ることができる。
 サミット(5月27、28日)は、旧高遠町が進徳館教育の継承を狙って設けた「進徳館の日」に合わせて開催。高遠町総合福祉センターを主会場に、「進徳館精神を今、そして未来に」のテーマで、学習報告や講演、パネル討論をした。
 報告書には、実学を重視した進徳館教育を実践する地元の高遠中学校の生徒や高遠高校の教諭による総合学習の活動報告、信州大学教授の笹本正冶さんと二松学舎大学顧問の石川忠久さんの講演など内容と写真を掲載した。
 パネル討論も、パネリストとなった全国の藩主末裔(まつえい)をはじめ、各地で藩校の伝統を継承し、活動している学校や団体の代表者一人一人の発表内容を紹介している。
 報告書は関係者や希望者に配布するほか、高遠町図書館などでも見ることができる。
 問い合わせは、伊那市教育委員会高遠教育振興課(TEL94・2557)へ。

前のページに戻る 一覧に戻る