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旧県看護専門学校解体撤去へ

旧県看護専門学校解体撤去へ

 駒ケ根市上穂栄町の旧県看護専門学校の建物=写真=が解体・撤去されることが14日開かれた市議会全員協議会で報告された。工事は9月以降、所有者の県が行う。市は建物の老朽化に伴って県に撤去を申し入れてきたが、このほど予算化が決まった。撤去後の跡地については緑地、駐車場などの利用方法を検討していく。建物は現在市総合文化センター分館として公民館を始め各種団体の活動などに利用されているほか、小中学校の中間教室などが置かれているが、今後は隣接する特別養護老人ホーム観成園の移転新築に伴って空家となる建物を市が借り受けてこれらの各種活動に充てる計画。
 建物は1970年建築の鉄筋コンクリート3階建てで延べ床面積は2025平方メートル。敷地は市土地開発公社の所有。
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 町四区の旧龍水社跡地から環境基準を超える化学物質のトリクロロエチレンが検出された問題を受けて市が7月に検査料金を支援して行った井戸水検査の結果が出たことが全協で報告された。報告によると検査した井戸157カ所のうち、基準値(1リットル当たり0・03ミリグラム)を超えた井戸はなかった。基準値の10分の1以上を検出したのは3カ所、同10分の1未満は9カ所、ほかは不検出だった。市は「結果が心配だったが、現時点で市民への直接的な健康被害がないと考えられる」としている。

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