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宮田村商工会が旅行業に本格参入
将来的な村の観光活性目指し

宮田村商工会が旅行業に本格参入<br>将来的な村の観光活性目指し

 宮田村商工会(前林善一会長)は、旅行業登録の県認可を受け、旅行の企画、販売、チケット手配など一連の旅行業務取り扱いが可能になった。全国展開する旅行業者の代理業者となり、10月上旬に開業。商工会が本格的に旅行業に参入する例は全国的にも珍しいが、地域振興を目的として将来的には村への誘客、観光活性につなげたい考えだ。
 同商工会は旅行業の本格参入を目指して、2002年には旅行業者5社と提携して旅行紹介事業に着手。
 ただ、自前で旅行を企画したり、チケットの手配などはできず、客への利便性も図るために県に旅行業者としての登録を申請した。
 今年4月には商工会内に旅行事業部門を設置。旅行業務に精通している人材を職員に迎え、常勤2人の体制で準備を進めてきた。
 トップツアー(前身は東急観光)と契約を結び、代理業者として開業。
 「全国的な旅行会社としての組織も活用し、村に人を呼びこむノウハウも蓄積したい。村の観光活性にも結び付けたい」と同商工会事務局は説明する。
 当面の売り上げ目標は年間8千万円。村内に旅行を取り扱う業者はなく、村民の需要掘り起しで、消費の拡大にもつながると期待を寄せる。

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